久米靖

2021.08.08

高千穂の「夜神楽」

みなさん、おはようございます!
Cast Power Next所属の久米靖です。

宮崎県高千穂で「夜神楽(よかぐら)」を鑑賞しました。

高千穂地方に伝承されている神楽は、天照大神(アマテラスオオミカミ)が天の岩戸に隠れた折、岩戸の前で天鈿女命(アマノウズメノミコト)が舞ったのが始まりとされています。

毎年11月中旬から翌年の2月にかけて、各村々で夜を徹して33番(33場面)の神楽を奉納し、秋の実りに対する感謝と翌年の豊穣を祈願するそうです。

街の中心にある高千穂神社で毎夜、その中で最も有名な下記4つの舞が公開されているのです。

(1)手力雄(タヂカラヲ)の舞
力の強い手力雄命(たぢからおのみこと)が天の岩戸を探し出す様子を表現

(2)鈿女(ウズメ)の舞
岩戸の前で面白おかしく舞、天照大神を岩屋より誘い出そうとする舞

(3)戸取りの舞
手力雄命が岩戸を取り除いて、天照大神を迎え出す舞

(4)御神躰(ごしんたい)の舞
イザナギ・イザナミの二神が酒を作ってお互いに仲良く飲んで抱擁し合い、夫婦円満を象徴している舞

合計で1時間程度。
脈々と伝承されている伝統芸能は派手さはありませんが、地元の方の思いも伝わってきて、見応えがありました。

国指定重要無形民俗文化財となっています。

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