岩本和敏
2024.03.11
鉄骨ボレロ第14回公演『ヴィタリタスの爆裂』
こんにちは。
キャストパワーネクスト所属の岩本和敏です。
この度、劇団鉄骨ボレロの第14回公演『ヴィタリタスの爆裂』に出演させていただく事になりました。
鉄骨ボレロは今年の5月に10周年を迎えます。
重要な節目となる今回の公演に出演させていただけて大変ありがたいです。
私は3年前に前職を辞めて、そのとき以来演劇を始めました。
鉄骨ボレロにはそれ以来、何度もお世話になっています。
鉄骨ボレロはコメディ劇団です。
私は、舞台ならコメディがとても好きです。
観る方も出る方も両方です。
理由は『共有感が強い』ところです。
その場にいる皆で、おんなじモノを共有している感じが、なんだか嬉しいし、なんだか安心する気がします。
昨今は、何代目かのお笑いブームです。
私はあまりテレビを見ませんが、新しいスタイルのお笑いがどんどん生まれているようです。
そんな新しいものにも、古いものにも、そのどれもに共通する、観る人みんなが求めてる「つきつめるとココ」っていうものがお笑いやコメディにはある気がします。
解釈によって受け取り方が人によって違う、ということがない気がします。
決して底が浅いという意味では当然ないです。
なんかうまく言えません・・・。
要は、「色んな料理があるけど、新しい料理も色々あるけど、結局みんなで一緒に『おいしいおいしい』言いながら食べたいよね」っていう感じです。
コメディの舞台にはそんな感じがあると思います。
観る方もそれを求めているし、演ずる方もそれを求めている。
その「おいしさ」を同じ場所で共有できる感じが、その共有感の強さがコメディの舞台の良さだと感じています。
もちろんおいしくすることはとても難しいことなので、今みんなでがんばってます(汗)!!!!
だから見に来てください!!!!!!
さて、私は先にも書きましたように、舞台をやらせてもらって3年になります。
素人に毛が生えて脱毛したようなペーペーです。
それでも初めて舞台に立つ方に対してアドバイス等をすることが、立場的に責務であるような時も出てくるようになりました。
今回も初舞台という役者さんが何人かいらっしゃいます。
そんな初舞台の役者の方から「どうやってセリフを覚えるのか?」という質問を受けました。
私がその場でお答えしたのは、『受験生のようにがんばる』ということでした。
私のように40代50代になると『暗記による脳への負荷』が、若い頃より耐え難くなります。
なりますよね?ね?
要は「かったるい」状態ですね。
そうすると無意識にその負荷を避けるように考えて、『なんか他にうまいやり方があるんじゃないか』と都合よく考えます。
よね?ね。
しかし実際にはそんな都合の良いやり方はないので、いつまでも覚えられなくなってしまう。
だから早いところ諦めて、脳にあの嫌ぁな負荷を感じながら、あの手この手で受験生のようにやった方がいいよ。
っていう意味で、そのようにアドバイスをさせていただきました。
果たしてその言葉を聞き入れてくださったのかはわかりませんが、後日の稽古において、その方が「受験生のようにがんばって」おられることがわかりました。
その方の台本は、自身のセリフの全ての行が、細く短冊状に切られた紙によって隠されていたのです。
短冊の上だけテープで貼り付けてあり、めくって答え合わせをしながら覚えられるようになっていました。
ですので、台本を開くと短冊がビラビラッと舞います。
主宰の晋さんも「こんな台本は初めて見た」と驚き笑っていました。
まさに台本が「受験生の参考書」状態になっているようでした。
もちろん、稽古に向けてセリフを暗記してくるのは当然の態度ではあります。
しかし、その作業量を想像すると、やはり『コスパ重視の世の中にあって、最後に人の心を打つのは愚直の美だ!!』などと勝手に解釈して感動します。
俺もそういうふうにがんばろう!!などと、思います。はい。
そんな頑張り屋たちが、鋭意稽古中のコメディ舞台が4月にあります。
絶対に来ていただきたい!!
チケット予約は、岩本扱いで(切望)!!
リンクはここには貼ってはいけないので、「鉄骨ボレロ」のツイッターまで!!
よろしくお願いします。
劇団 鉄骨ボレロ
第14回公演 ヴィタリタスの爆裂 2024/4/12(金)〜4/14(日)
阿佐ヶ谷アートスペースプロット
12日(金) 鉄組14:00/骨組18:00
13日(土) 鉄組13:00/骨組17:00 14日(日) 鉄組11:30/骨組15:30 ※開場は開演の30分前予定 [出演] 蜷川敬太 岩本和敏 川崎政弘 松本純樹 森勇信 鈴木達也 梔柴空紅(骨) 高橋慧后(骨) 関雄斗(鉄) 白井一矢(鉄) 渡邉晋
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