岩本和敏
2024.04.18
鉄骨ボレロ第14回公演、終演しました!
こんにちは。
岩本和敏です。
先日、鉄骨ボレロの第14回公演が終演いたしました。
全6回公演で、多くの方に来ていただけたようで、ありがとうございました。
また、スタッフの方々、共演の方々にも感謝申し上げます。
ありがとうございました。
無事に公演が終了しましたので、その感想というか、思ったことなんかを勝手に書かせてもらおうと思います。
勝手な思い込みに基づく感想や意見や自分語りなので、受け流していただければと思います。
昔、ある人から聞いた言葉に、
『「楽しかったぁ」よりも「助かったぁ」という経験の方がいい』
というのがありました。
確かに、今まで生きてきた中で考えてもそれは当てはまる気がします。
教員時代、生徒との関わりがうまくいかず苦しんでいた時期。
文字通り「助けてくれ」と念じながら、本やネットを漁って原因や解決策を探していた数年間。
今では、自分の中でこれ以上ないほどの学びと経験をくれた、かけがえのない年月になっています。
また、全くの未経験から鳶職をしていたとき。
15階のマンションの最上階の足場に立って、その手すりを外し、足場の解体を進めてたとき。
なんか「命」っていうのを、いやでも体験するような感じ。
仕事が終わって、地面に立ってることにしみじみ安心するあの感じ。
今では、ああいう命を感じる経験ってホントはもっとした方がいいんだろうなぁなんて思います。
確かに「助かったぁ」という経験は「楽しかったぁ」という経験と比べて、比較にならないほど濃く鮮やかで、学びをくれて、心身の何かを目覚めさせてくれるような気がします。
私は、舞台でも小さくはあるかもしれませんが、そんな「助かったぁ」を感じます。
そしてそれが充実感をくれます。
舞台に出させてもらうとき、私は舞台袖で本番が始まるのを待つ瞬間が一番好きです。
あのドキドキ感、もう逃げ場がない感じ。
とても怖いけど、もう前に進むしか助かる道がない感じ。
あれが好きみたいです。
鉄骨ボレロの舞台はセリフも多く、テンションも高い。
テンポもとても重要な舞台です。
なんかテンポの速いアンサンブルの効いたロックミュージックを演奏するような感じがあると思います。
だから絶対にミスをしたくない。
小さな言い淀みもしたくない。
見ている人に1秒でも、気を逸させたくない。
完全に集中させたい。
そんなふうに思ってやっています。
そんなふうに意気込むほどに、舞台袖では怖くなります。
でも、意気込まずにいられません。
そんな怖さとないまぜのドキドキ感。
そしてやり切った後の「助かった」感。
これが本当に好きです。
今回も舞台でも、そんな感じを味わわせてもらった気がします。
なんだかそんな「助かったぁ」を感じられるように、積極的に生きていきたいですね。
震災の多い日本。
物事を決める人たちが正しく物事を決められますように。
それによって少しでも多くの人たちが助けられますように。
何より私たちがしっかりと政治に関心を持ち、物事を決める人たち「を」、正しく決めることができますように。
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