久米靖
2021.07.25
「君が代」の2番と、さざれ石
みなさん、おはようございます!
Cast Power Next所属の久米靖です。
先日、宮崎県日向市にある「大御(おおみ)神社」を訪れました。
「日向のお伊勢さま」と呼ばれ、天照大御神(アマテラスオオミカミ)を祭る、創建の時期もわからないほど古い神社です。
この神社の大きな特徴は、国歌「君が代」に出てくる「さざれ石」があること。
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の巌となりて
苔のむすまで
オリンピックの開会式ではMISHAさんが歌っていましたが、「あなたの命が、小さな石が長い年月をかけて大きな石となり、その石に苔がつくまで、永く永く続きますように」という意味ですね。
「さざれ石の巌となりて」というのは、小さな石ころが粘土・砂などにまじり、長い年月の間に大きな固まりとなること。
この「さざれ石」の国内最大のものが、大御神社にあるのです。
「神座(かみくら)」と命名されたその石は、まさに「君が代」の歌詞そのままに苔むし、悠久の時の流れを感じさせました。
また、隣接する「鵜戸神社」は洞窟の中に造られており、社の前に立って入口を眺めると「昇り龍」の姿が見えます。
洞窟の入口から差し込む光の形がそのまま昇り龍になっているんですね。
ところで、「君が代」には上記歌詞の続きと、さらに2番があるのをご存知でしょうか?
ボクは今回初めて知ったのですが、続きは以下の通りです。
<続き>
動きなく
常磐堅磐(ときわかきわ)に
限りもあらじ
<2番>
君が代は
千尋(ちひろ)の底の
さざれ石の鵜のいる磯と
現はるるまで
限りなき 御世の栄を
祝(ほ)ぎたてまつる
さざれ石のくだりは、「深い深い水底に長い年月をかけて溜まるさざれ石が、つもり積もって大きな岩となり水面から現れ、やがて水辺に遊ぶ鵜の住むところとなるように」と解することができるそうです。
2番があったなんて、驚きでした(^○^)
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